安国寺・京都府綾部市「円派仏師・豪円作の美しい釈迦三尊像と奥に佇む子安地蔵」

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2011年の8月に京都北部~若狭・小浜方面を旅した時の記録です。
綾部市の佛南寺からスタートし、次は車で15分ほどの安国寺へ向かいます。

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車でなければ、景色を楽しみながら山門まで続く長い石段を登って行くのも良いかも知れません。

安国寺はなんと、入山無料で仏さまを拝観する事ができます。

ただし、それはお堂の外から。もしかしたら当日でも申し出ればお堂の中で拝観させていただけるのかも知れませんが(?)念のため前もってお電話をしておきました。

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茅葺屋根の立派な本堂は禅宗様式の仏殿で、その中を覗くと、円派仏師・豪円作の釈迦三尊さまがいらっしゃいました。想像していた仏さまよりも大きくて、存在感たっぷりです!

お堂の中へ入ると「ガサッ」と大きな音がして、真っ黒いコウモリがパタパタと…!しかもビッグサイズ!!どうやらこのお堂はコウモリのお家になっているようです(汗)

ご本尊の釈迦如来さまはそ、宝髻を結い上げて豪華な宝冠を被る“宝冠釈迦如来さま”です。

お顔にハリがあり若々しい表情でありながらも、優雅な雰囲気を持つ釈迦如来さまです。

円派仏師・豪円作の美しい釈迦三尊像

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■釈迦三尊像
国指定重要文化財 / 像高 釈迦如来坐像:約160cm、脇侍像:約80cm / 南北朝時代(1341年)

台座が高いので、近くに寄れば見上げるほどの大きな釈迦三尊さま。
脇侍の普賢菩薩さまと文殊菩薩さまも気品に溢れ、大変美しいお姿をされていました。

そして、奥の方でひときわ存在感を放って居られたのは平安時代の大きな地蔵菩薩さま!その存在に気づいた瞬間、思わず駆け寄ってしまったほどです。

厨子の中で片足を下ろし、ちょっと窮屈そうに坐っておられました。

足利尊氏の母・上杉清子ゆかりの地蔵菩薩半跏像

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■地蔵菩薩半跏像
国指定重要文化財 / 像高 約150cm / 平安時代末期~鎌倉時代初期

それにしても、このような大きなお地蔵さまが、道端のお地蔵さまのような帽子を被っているお姿を見たのは初めてです。失礼ながら、初めはちょっと違和感があったのでご住職に尋ねてみると…

このお地蔵さまは、足利尊氏の母である上杉清子が祈願したところ、尊氏を7日で授かり、無事に安産をしたと伝わる子安地蔵さまなんだそうです!

大河ドラマを放映していた当時は、全国から沢山の参拝者が訪れたそうですよ。そんな歴史的なエピソードのあるお地蔵さまだったんですね…

《安国寺アクセス》

住所:京都府綾部市安国寺町寺ノ段1
TEL:0773-44-1565
拝観料:志納
アクセス:R 舞鶴線「梅迫」より徒歩15分
京都縦貫自動車道「綾部安国寺IC」より車で3分

stoic-butsuzo

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