宝蓮寺大日堂・神奈川県秦野市「個人的には、やや朽ちた2m超えの聖観音さまが素敵でした!」

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2014年 元旦の特別開帳の巻~!

神奈川県海老名市の龍峰寺で珍しい清水式千手観音さまにお会いした後は、友人からのススメで、秦野市の宝蓮寺大日堂へ行きました!

普段は11月の秦野市文化財特別公開の日以外は未公開ですが、元旦にも特別開帳されるとの情報をキャッチ!このチャンスを逃すまいと秦野市へ向かいました。

宝蓮寺大日堂は、大山の麓エリアにあります。この辺りは、大山を中心として仏教文化が栄え、伊勢原の日向薬師や鉄不動の大山寺、厚木の飯山観音など、神奈川を代表する古刹があります。

味のある字体の看板が立っていました。いやぁ、楽しみだなぁー。

山門をくぐると、美味しそうな甘酒の匂いがしました。地元の方々が参拝者に振舞っていました。

ちょっと写真が曲がってしまいましたが、これが大日堂です!さっそく中へ入ります…!

平安時代から伝わる優美な五智如来像

(パンフレットより)

■大日如来坐像
神奈川県指定文化財 / 像高像高199.5cm / 平安時代

■五智如来坐像
秦野市指定文化財 / 像高像高123~125cm / 平安時代

お堂の真ん中に大日如来さまがいらっしゃいました。平安時代の作でヒノキの一木造り、像高199.5cm。全体的に丸みを感じさせる穏やかな大日如来さまです。その脇に2体ずつ東西南北を司る五智如来さまがいらっしゃいます。

そして、右手に客仏として祀られている聖観音さまを発見!何やらすごいオーラを感じます・・・

やや朽ちた一木造りの聖観音像

(パンフレットより)

■聖観音立像
秦野市指定文化財 / 像高228cm / 平安時代

こちらも平安から伝わる仏さまで、像高228cm。けっこう朽ちていて、元はどのようなお顔の表情をしていたのかハッキリとわかりません。両腕と足先は後に補修されているようですが、どっしりとした一木造りの古仏です。

大日堂の裏にある小さなお堂を覗くと、奥の方に不動明王さまのお姿が~!近くで拝観したい~!

さらに奥へ進むと、茶湯殿という古びたお堂がありました。ご開帳はされていませんが、いちおう雰囲気だけ(笑)

(看板の写真)

表の看板の写真なので、反射してしまい少々見にくいですが、お堂の中には丈六のお地蔵さまがいらっしゃって、地獄の閻魔さまや十王も祀られているのだとか!

じょ、丈六のお地蔵さまか…恐ろしい冥界だ…でも中を覗いてみたい!

こちらの大日堂の五智如来さまと聖観音さま、そして、恐ろしい冥界を覗けるのは、秦野市の文化財が特別公開される11月だそうです。(昨年は11/1~11/4)この期間は宝蓮寺の他、いつくかのお寺で仏さまを拝観する事ができます。※市のアナウンスで要確認

チャンスがあったら市の特別公開の時に再訪したいです!

仏さまのお姿はこちらのサイトに掲載されています。

※こちらは、2014年1月に更新された記事です(^人^)

《宝蓮寺大日堂アクセス》

住所:神奈川県秦野市蓑毛674
TEL:0463-81-3528
拝観料:志納
アクセス:小田急線秦野駅から蓑毛行きバス終点下車徒歩1分

stoic-butsuzo

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