蟹満寺・京都府木津川市「圧倒的な存在感を放つ白鳳期の釈迦如来坐像」

LINEで送る
Pocket


2022年3月
子連れ見仏京都編



もうすぐ4歳児と6歳児を連れてワンオペ京都旅をしました〜!



1日目:西福寺→蟹満寺→寿宝寺→福田寺(南区)
2日目:法界寺→醍醐寺→京都鉄道博物館→東寺→観智院
3日目:西念寺(下京区)→清和院→大将軍八神社→福田寺(下京区)
この日は巡礼プロこと右京さんのアテンド!



………



JR奈良線玉水近くの西福寺で、ステキなヘアスタイルの観音さまと不動明王さまに衝撃を受けたあとは、どうしても行きたかった蟹満寺を無理やりねじ込みました!



蟹満寺はなんと20年振りの参拝です…!



2010年にお堂が新しくなりましたが、以前は小さなお堂に大きな釈迦如来さまが窮屈そうに鎮座されていたのを覚えています。



玉水駅のお隣、棚倉駅から1、6kmの道のりを子連れで歩くのはちょっと厳しそうなので、今回初めてGOタクシーを利用しました。



タクシーに乗って5分で到着。











蟹満寺といえば、蟹がモチーフの寺紋が境内のところどころにあり、それを探すのも楽しみの一つです。



蟹満寺は白鳳時代末期(680年頃)に創建されたとても古いお寺です。蟹満寺というめずらしい名前の由来は、平安時代末期に成立した「今昔物語」にある“蟹の恩返し”だそうです。











その昔、信心深い娘が、村人にいじめられていた蟹を助けました。別の日に、娘の父が田んぼで蛇が蛙を呑み込もうとしているのを見て「自分の娘を嫁にやるから蛙を助けてやってくれ」と、とんでもない交換条件を出してしまいました。



しかし、娘に助けられた蟹が蛇と戦って蛇を退治してくれました。身代わりとなったたくさんの蟹と蟹にバラバラに切られてしまった蛇を弔うためにお堂を建てられたのが、このお寺のはじまりといわれています。



蛇vs蟹の壮絶な戦いがあったんですね…







引戸を開けて堂内に入ると、中の空気が冷んやりとしていました。



中央にどどーん!と、大きな釈迦如来さまが鎮座されており、この光景には子供たちもびっくりして後退り〜(笑)



みんなで手をあわせてご挨拶をしたあと、内陣に入りすぐ目の前で拝観!



すると、私の視界は大きな釈迦如来さまで埋め尽くされました…



圧倒的な存在感を放つ白鳳期の釈迦如来坐像



■釈迦如来坐像 
国指定重要文化財 / 像高2、4m / 重さ2、2t / 白鳳期 金銅仏




螺髪や白毫もなく、頭部もお顔もつるんとしたブラックビューティーな釈迦如来さま。



張りのある頬や鼻筋に、口をへの字に結んだやや厳しめの表情は、興福寺・旧山田寺仏頭や薬師寺金堂・薬師如来さまにも見られる白鳳仏の特徴です。



都の中心から離れたこの地に、これほどの仏像が奈良時代以前から伝わっているというのはとても不思議に思いましたが、本堂改築時の調査の結果、創建以来ずっとこちらにいらっしゃることが判明したそうです。



災難に見舞われず、遥か昔からずーっと変わらぬお姿でいらっしゃるというのは奇跡ですよね!蟹満寺は、貴重な仏さまを間近で拝むことができるありがたいお寺です。





《蟹満寺アクセス》



住所:京都府木津川市山城町綺田浜36
TEL:0774-86-2577
アクセス:JR奈良線 「棚倉駅」徒歩20分
コミュニティバス 山城地域「蟹満寺口」徒歩5分


stoic-butsuzo

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

コメントする