満昌寺 神奈川県横須賀市 「三浦一族の祖霊として崇められた三浦義明坐像を参拝」
2018年11月11日
仏像リンクのオフ会に、仏像ガイド役として参加させていただきました!1日2~3ヶ寺。首都圏の仏像をぶらっと巡る企画で、その名も “仏像ブラ参り“
今回は、神奈川県の三浦半島で三浦一族ゆかりのお寺を巡りました!
(仏像リンクHPより)
2ヶ寺目に訪問したのは満昌寺です。
最初に訪問した満願寺の記事です!2mを超える菩薩さまとお地蔵さまにお会いしました!
まずは本堂にあがり、先代のご住職のお話を聞きました。先代のご住職は國學院大学のご卒業でご住職でありながら宮司の資格も持っていらっしゃるそうです。そして、満昌寺は直系で五代続く由緒あるお寺。現在は息子さんがご住職を継ぎ、お孫さんは僧侶になるために修行中なのだとか。お孫さんのお話をしている時の優しい笑顔が印象的でした。
本堂にいらっしゃるのは、ご本尊の宝冠釈迦如来(華厳釈迦如来)さまと臨済宗の高僧である天岸慧広(てんがんえこう)坐像です。そして、閉ざされたお厨子の中には秘仏の薬師如来さまがいらっしゃるようです。
満昌寺の境内にある御霊明神社宝物殿には、三浦一族繁栄の礎となった三浦義明の像が安置されています!
宝物殿までは階段を上って行きます。
その途中には、可愛らしい仁王さまや美しい子安観音さま、そして羅漢さんもいらっしゃいました。
三浦義明坐像は、御神輿のような立派なお厨子の中にいらっしゃるので、なんだか秘仏の神像みたいだな…と思ったら “死後、祖霊として崇められ神格化された”
とあり、そうか!だから神社にいらっしゃるのか〜!!って後から気がつきました(笑)
■三浦義明坐像 国指定重要文化財 / 像高約1m / 鎌倉時代後期
三浦義明は満願寺の創建者である佐原義連のお父さんにあたる人物です。三浦義明は、源頼朝の応援で戦い平家の攻撃を受け、一族を逃がしひとりで城にとどまり89歳で戦死。頼朝と自分の家族のために、ひとり犠牲になったお爺ちゃん。これは泣けるエピソード(涙)
(Wikipediaより)
いかり肩で顔の表情もキリっとしており、逞しく勇敢な老将です。きっと、このお方は今でも三浦半島を守っているんだな・・・と感じました
《満昌寺アクセス》
住所:神奈川県横須賀市大矢部1-5-10
TEL:046-836-2317
拝観料:300円
アクセス:JR「衣笠駅」衣笠十字路より野比行バス10分「満昌寺前」下車すぐ、京急「北久里浜駅」岩戸団地循環バス10分「大矢部3丁目」下車、徒歩10分公式サイト
※拝観には問い合わせが必要です。