天王寺・東京都台東区「谷中七福神の毘沙門天さま」
2021年11月27日(土)
ブラ参り in 台東区 第二弾!
前回のブラ参りも台東区をめぐったのですが、1日では収まらず…台東区の追い見仏(?)を実施!
久しぶりに参加してくださった方や初参加の方も大勢いたりして、とても賑やかなオフ会となりました。
前回の台東区第一弾はこちら★
谷中墓地の一角にある天王寺を参拝しました。
天王寺は、元は感応寺という日蓮宗のお寺でしたが、元禄11年(1698年)に幕府の命令で天台宗に改宗しました。
鞍馬寺が延暦寺の北方にあり毘沙門天像をお祀りしている事に習い、天王寺も寛永寺の北方に位置するため、比叡山から毘沙門天像をお迎えしてご本尊としたそうです。
天王寺の本堂は、奈良の十輪院を模した造りになっています。
低い屋根と柱の感じが似ている??
十輪院を参拝した時の記事です★
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十輪院・奈良県奈良市「これが噂の石・仏・龕!異空間の地蔵世界」
奈良・十輪院の本堂
毘沙門天さまは江戸最古の七福神である“谷中七福神”のメンバーで、毎年1月1日〜1月10日のみご開帳されますが、今回は仏像リンクのために特別に拝ませていただきました…!
毘沙門堂に入ると、お厨子の中から古仏のオーラを放つ毘沙門天さまのお姿が見えました!
目を大きく見開いて怖いお顔かと思いきや、どこか素朴で親しみやすさもあるお姿でした。
谷中七福神として信仰される毘沙門天
■毘沙門天立像
台東区指定文化財 / 像高116.8cm / 平安時代後期(12世紀前半) / ヒノキの一木造
動きも控えめで、少々穏やかな毘沙門天さま。
一木造で内刳りもない平安の毘沙門天さまが都内で拝観できるなんて…!
毘沙門天さまの両脇には、吉祥天さまと善膩師童子さまがいらっしゃいました。
母と子、雰囲気が似ている…!?
新しいお像だと思いますが、三体揃ってお参りできるのはありがたいことです!
谷中大仏・天王寺大仏とも呼ばれる鋳造の釈迦牟尼如来坐像
1690年(元禄3年)に造られた、鋳造の釈迦牟尼如来坐像。
天王寺が天台宗に改宗される前に造られたお像です。
お釈迦さまは像高296cm。
少しうつむいて静かに合掌するお姿はとても穏やかで、この谷中の街と霊園を見守ってくださっているように感じました。
《天王寺アクセス》
住所:東京都台東区谷中7-14-8
TEL:03-3821-4474
アクセス:JR日暮里駅南口より徒歩2分
谷中七福神めぐり(毘沙門天)
1/1〜1/10