蟠龍寺・東京都目黒区 「本堂に一歩踏み入れればそこはまさに極楽浄土!平安末期の阿弥陀如来さま。」

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仏像リンクの初心者見学会“仏像ブラ参り”

今回は東京都南部のお寺を巡りました!

大田区の馬込不動こと長遠寺では、行基が鎌で彫り上げたと伝わる「鎌作り観音さま」を参拝しました。

午前中の2ヶ寺目は、品川区の養玉院如来寺で3mを超える五智如来さまを参拝しました。

そして午後は目黒に移動し、目黒駅からほど近い蟠龍寺と大円寺を巡りました。

先ず最初に訪問したのは蟠龍寺です。

目黒駅西口を出て山手通りを歩いて行くと住宅街に溶け込むような門柱を発見!この先に本当にお寺があるのか…?と、少々不安になってしまうほど静かな佇まいの参道です。

蟠龍寺(東京)

そんなひっそりとしたお寺ですが、本堂に一歩踏み入れればそこはまさに極楽浄土!

壁には雲中供養菩薩が舞い、煌びやかな天蓋や装飾に包まれた阿弥陀如来さまのお姿が・・・!

胸に卍(まんじ)を刻む阿弥陀如来坐像

蟠龍寺(東京)

■阿弥陀如来坐像
東京都指定文化財 /  像高約80㎝ / 平安時代末期の作 / 彫眼

阿弥陀如来さまは胸に卍(まんじ)を刻むめずらしいお姿。

京都・安楽寿院にいらっしゃる阿弥陀如来さまのお胸にも卍があるんですね!

蟠龍寺(東京)

穏やかな定朝様式とは少し違った雰囲気で、どちらかというと目の吊り上った厳しめの表情をしており、衣紋もちょっぴり鋭く、個人的には藤原仏から鎌倉仏への過渡期的な造形なのかな?と、思いました。

本堂のお隣には、山手七福神のメンバーである岩谷弁財天さまがいらっしゃいます。江戸城裏鬼門を守るために創立された山手七福神。弁財天さまは裏鬼門の守護神に相応しい戦闘モードなお姿でした。

蟠龍寺(東京)

江戸城裏鬼門を守る弁財天

蟠龍寺(東京)

そして、こちらは女子必見!
美人になるご利益があるという「おしろい地蔵」さまです。

おしろいと紅でお化粧された「おしろい地蔵」

蟠龍寺(東京)

先ずお地蔵さまにおしろいを塗り、その余りを自分の顔に塗って祈願をすれば美人(特に美肌に効果あり)になるそうです!?江戸時代には歌舞伎役者が祈願に訪れていたのだとか。江戸時代に作用されていたおしろいは鉛を原料としていたため、特に歌舞伎役者の肌荒れや鉛中毒は深刻だったようです。

蟠龍寺(東京)

蟠龍寺は今回が初めての参拝でした。

副住職さまのお話にもありましたが、蟠龍寺は開かれたお寺を目指しているということで、この本堂ではさまざまなイベントが行われています。また、境内に音楽スタジオを併設しているというなかなか珍しいお寺です。それもあってか、ミュージシャンの方が芸事の神様でもある弁財天さまの参拝によく訪れるそうです。

私も次回は見仏だけでなく何かイベントに参加してみたいです。もしくは何かイベントをさせていただくとか?(笑)うーん…

≪蟠龍寺アクセス≫

住所:東京都目黒区下目黒3-4-4
TEL:03-3712-6559
拝観料:志納
本堂の拝観は問い合わせが必要です。

stoic-butsuzo

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