“丹生谷文化財フェスタ”で特別開帳の仏さまを参拝しました!(フェスタに行く前に・・・瓜生薬師堂・黒田観音寺)

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2019年8月25日
この日は久しぶりの遠征!日帰りで滋賀県長浜市へ…!

現在、滋賀県で地域の仏像や歴史文化のPRなどの活動をしている観音ガールさんのお導きで、長浜市内の仏像と余呉町丹生地域一帯で開催された“丹生谷文化財フェスタ”にお邪魔してきました。

9時に米原駅集合ということで早朝の新幹線でしたが、新幹線に乗ること自体が数年振りだったので、乗り間違えしないか不安で不安で何度も時間を確認してしまいました(笑)

丹生谷文化財フェスタ

無事に到着し、集合場所の改札口に集まったのは顔見知りの人やはじめましての人合わせて10名くらい。観音ガールさんはいつもTwitterを見ていたので、勝手にお会いした事があるような気がしていましたが、どうやら今回が初対面だったようです(笑)

さっそく、手配していただいたマイクロバスに乗って出発!

この長閑な田園風景を見ると湖北に来た〜!という感じがします!

丹生谷文化財フェスタ

午前中は観音ガールさんイチオシのお寺2ヶ寺を巡り、午後に“丹生谷文化財フェスタ”でご開帳されているお寺を巡りました。

最初に訪問したのは長浜市瓜生町の瓜生薬師堂(珀清寺)です。

日吉神社の境内に薬師堂があり、入り口には立派な鳥居が建っています。

瓜生薬師堂(珀清寺)

丹生谷文化財フェスタ

丹生谷文化財フェスタ

世話方さんにお堂を開けていただくと、中には予想外に大きな薬師如来さまがいらっしゃったのでびっくり!

量感豊かなイケメン薬師三尊像

丹生谷文化財フェスタ

■薬師如来坐像
国指定重要文化財 / 像高151cm / 平安時代後期

ずっしりとした重量感が素晴らしく、とっても頼りになるお姿。

薬壺を持つ大きな手は包み込んでくれそうな安心感があります。

丹生谷文化財フェスタ

丹生谷文化財フェスタ

そして、脇侍の日光菩薩さまと月光菩薩さまはうっとり見つめてしまうほど美しいお姿です。これは滋賀を代表するイケメン薬師三尊像に違いありません!

丹生谷文化財フェスタ

次に向かったのは長浜市木之本町の黒田観音寺

観音さまにお会いするのは3回目になりますが、前回お会いしたのは藝大美術館で開催した「観音の里の祈りとくらし展Ⅱ-びわ湖・長浜のホトケたち-」でした。

その時はラスボスの如く、最後のゾーンで圧倒的な存在感を見せつけていたわけですが…

むっちりした脇手が魅力的!

観音の里展・黒田観音②(展覧会の内覧会で特別に撮影したものです)

■伝千手観音菩薩立像(准胝観音菩薩立像)
国指定重要文化財 / 像高199cm / 平安時代初期 / 顔の墨描と朱彩は候補

でもやっぱり、お堂にいらっしゃるお姿の方がずっと魅力的。お厨子の中から妖艶なオーラを放ち、むっちりした脇手が今にも動き出しそうです…!

頭上に仏がないことや18本の腕を持つことから准胝観音であろうと推測されています。

肉づき豊かな手を持つ千手観音さまといえば、東大寺四月堂(現在は東大寺ミュージアム)のご本尊さまも素晴らしい!

東大寺ミュージアムにお引越しされてからお会いしていないので、次回奈良を訪れる際は会いに行きたい仏さまです。

今回は、観音さまのお顔に注目してみました。

私の目には少々厳しめの表情に見える観音さまですが…

すっぴんはどんなお顔?

観音の里展・黒田観音①(展覧会の内覧会で特別に撮影したものです)

90年代に流行した細眉のような一筆描きの眉。そして、アイラインもがっつり入っています。しかも、もともとの眉毛のラインから外して描いているので、このお化粧を落としてすっぴんになったらどんなお顔になるのでしょう…?なんて、想像を膨らませてみます。

お昼は木之本地蔵院の門前町にある「book cafe すくらむ」でランチ!

丹生谷文化財フェスタ

郷土料理を用いたランチはとっても美味しかった〜!

丹生谷文化財フェスタ

午後からはいよいよ“丹生谷文化財フェスタ”へ…!

上丹生地区の4つの寺院が公開され、そのうちの2つの寺院が特別開帳されました!

普段なかなかお目にかかることのできない仏さまを拝ませていただきました!

(つづく)

《瓜生薬師堂(珀清寺)アクセス》

住所:滋賀県長浜市瓜生町241
アクセス:JR琵琶湖線長浜駅から湖国バスで役場前下車、浅井町循環バスに乗り換え瓜生下車、すぐ / 小谷城スマートICから7分
拝観料:志納
※拝観には問い合わせが必要です。

《黒田観音寺アクセス》

住所: 滋賀県長浜市木之本町黒田1811
アクセス:木ノ本駅から徒歩で20分 / 木之本ICから車で5分
拝観料::500円
※拝観には問い合わせが必要です。



stoic-butsuzo

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