養玉院如来寺・東京都品川区 「大井の大仏(おおぼとけ) 圧巻!約3mの大きな五智如来像」

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仏像リンクの初心者見学会“仏像ブラ参り”

今回は東京都南部のお寺を巡りました!

太田区の馬込不動こと長遠寺では、行基が鎌で彫り上げたと伝わる「鎌作り観音さま」を参拝しました。

午前中の2ヶ寺目は、品川区の養玉院如来寺です。

養玉院には3mを超える大きさの五智如来さまがいらっしゃいます!

3mですよ!?丈六以上の大きさです…!圧巻…!

養玉院(東京)五智如来

養玉院如来寺は、かつて上野にあった養玉院がこの地に移転して、高輪にあった如来と合併する形で養玉院如来寺になりました。明治以前はそれぞれ別だった2つのお寺が合体したんですねぇ。

そして、現在 瑞鷹殿にいらっしゃる五智如来さまは、その高輪の如来寺にいらっしゃったそうです。

1635年に、木喰但唱(たんしょう)が弟子たちと共に信州で五智如来像を造り、高輪の如来寺を建ててお祀りしたのがはじまりと言われています。薬師如来さま以外の4体は火災で焼失してしまい、後に再興されたものです。

お堂の入り口に近づくと、感度の良いセンサーが働いて天燈鬼がパッと明かりを灯してくれます!私が前回訪問した時はこのセンサー機能は備わっていなかったので、ちょっと感動してしまいました(笑)

お堂に入ると天燈鬼がお出迎え

養玉院(東京)五智如来

お堂に横一列で並ぶ大きな五智如来像。お堂の奥行きがあまりないので、近くで見上げ手を合わせます。

圧巻の五知如来

養玉院(東京)五智如来

■木造五智如来坐像
品川区指定文化財 / 江戸時代  /像高約3mc / 寄木造

中央:大日如来坐像(胎蔵界)

向かって左端:釈迦如来坐像

釈迦如来のお隣:阿弥陀如来坐像

向かって右端:薬師如来坐像

薬師如来のお隣:宝生如来坐像

リピーターの人はすぐに気がついていましたが、いつの間にか修復されて黄金に光り輝くお身体になっていました!以前は赤みのあるお身体だったんですよ。

照明が当たってお顔がキラキラと輝いているお姿は、女優ライトを浴びたような美しさ!これは江戸時代のお姿に戻られたのでしょうか?

凛とした表情がライトで引き立つ!

養玉院(東京)五智如来

私のわずかな見仏履歴の中では、金剛界大日如来さまがセンターにいらっしゃる五智如来チームが主流のような気がします。特に古い時代に造られた京都・安祥寺の五智如来さまや東寺の五智如来さま(再興ですが)は金剛界の大日如来さまですよね。

そして、左手で袈裟を握るお姿の阿閦如来さまや不空成就如来さまがおらず、代わりに薬師如来さまと釈迦如来さまがメンバー入りしています。

そのお寺や信仰される時代背景などによってメンバーが違うというのはなんとなく想像つきますが…

なぜでしょう??

ぜんぜんわかりません(笑)

本来の五智如来さまは、密教のトップである大日如来の5つの智慧を表したものですが、江戸時代になると五智如来信仰も現世御利益ブームに乗っかって、五穀豊穣などを祈る対象になり、それによって人々の暮らしに身近な存在である阿弥陀さんやお釈迦さまがメンバー入りしたのかな?とか。(これはあくまでも憶測です!)

いつもの事ですが、色々な妄想が膨らむ見仏となりました(笑)

《養玉院如来寺アクセス》

住所:東京都品川区西大井5-22-25
TEL:03-3771-4816
拝観料:志納
アクセス:JR横須賀線西大井駅から徒歩10分、都営地下鉄浅草線馬込駅から徒歩10分

公式サイト:https://www.yougyokuin.com/

stoic-butsuzo

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