長谷寺・東京都港区「麻布大観音の大きさにびっくり！そして、うっとり！」
東京麻布に、びっくりするほど大きな観音さまがいらっしゃると聞いて長谷寺（ちょうこくじ）に行って来ました。
その名も“麻布大観音”。
表参道駅から歩いて10分くらい。根津美術館のちょうど裏手に長谷寺はありました。
境内に入るとすぐ右手に観音堂があり、正面には本堂があります。観音堂の扉は常に開いているようで、自由に拝観する事ができました。
お堂に入ると天井までそびえ立つ、とても大きな観音さまがいらっしゃいました！！左手に水瓶、右手に錫杖を持つ長谷寺式十一面観音観音像です。そのお姿は想像していたものより一層大きく、穏やかなお顔でわたしを見下ろしていました。
長谷寺は曹洞宗の大本山である福井県の永平寺別院で、修行中の若い僧侶が10人くらい集まってお経を上げていました。訪れたのがちょうど１６時頃だったので夕刻のお勤めか何かでしょうか？
読経が終わると僧侶達がお堂から次々と退室して行きます。
誰もいなくなった後、ご住職（？）らしき方が大きな観音さまの説明をしてくださいました。
元の本尊は奈良と鎌倉の長谷寺と同木同作といわれる観音像を納めた２丈６尺の大観音でしたが、昭和の戦災で焼失してしまったそうです。現在の観音さまは９年の歳月をかけ大内青圃氏が再建したもので、高さ３丈３尺（約10メートル！）楠一本彫りの十一面観音像となっています。
香淳皇太后（昭和皇后）がモデルになっており、女性的で美しいお顔立ちをしていました。
戦後の東京がいつまでも平和であるようにと、母のような優しさで見守っているかのような観音さまでした。
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《長谷寺（麻布大観音）アクセス》
住所：東京都港区西麻布2丁目21番34号
TEL：03-3400-5232
拝観料：志納
アクセス：東京メトロ表参道駅から徒歩15分
江戸三十三観音霊場 第二十二番札所
公式サイト：http://chokokuji.jiin.com/
