願成寺・山梨県韮崎市「定朝様の癒し系阿弥陀三尊像にうっとり」
2011年5月
GW3日目は朝一番で松本城へ!
はじめて見る黒いお城はとっても素敵でした~!カッコイ!
長野から東京へ帰るまでの道のりでお参りできるお寺はないかと、前日に調べておいたのが山梨県韮崎市にある願成寺。
武田信玄の先祖である武田信義が寄進したという、大きな阿弥陀三尊さまがいらっしゃるとの事で、お参りできるなら…と思い当日にダメもとで連絡してみると、タイミング良くOKをいただきました!
松本から中央道で1時間半、山の景色と田畑に囲まれた小さなお寺です。
藤の花が満開の美しい境内。
しかし、熊蜂がブンブン飛び回っていてちょっと危ない、、、
事務所のインターホンを押すと笑顔のご住職様が出てきて、阿弥陀三尊さまをお祀りするお堂まで案内してくださいました。
お堂の扉を開け、照明がつき、パッと目の前に現れたのは大きな阿弥陀如来さま。
平安時代末期から鎌倉時代初期に造られた彫眼の阿弥陀如来坐像
ふくよかで丸々としたお身体と、その優しい眼差しに吸い寄せられるかの様に、阿弥陀如来さまの目の前で正座をし、しばらくじーっと見つめてしまいました。
ほとんど会話をせず、無言で見つめていると、ご住職様もその場で正座をし、しばらく心地よい無言が続きました。
この阿弥陀如来さまは平安時代末期から鎌倉時代初期に造られた、京都七条の定朝系の仏師によるものと言われています。彫眼の寄木造です。
山梨県には同時期の阿弥陀さまが7体いらっしゃるそうで、そのうち阿弥陀三尊像は願成寺含め4体。その中で最も大きな像がこの願成寺の阿弥陀三尊さまです。
県内一大きな阿弥陀三尊像
■木造阿弥陀如来及び両脇侍像
国指定重要文化財 / 像高 阿弥陀如来:141、6cm、観音菩薩:169、7cm、勢至菩薩:168、5cm / 平安時代末期~鎌倉時代初期
三尊とも肉付きがよく丸顔の優しい仏さま。動きが少なく全体的に安定した佇まいが、観る人の心を落ち着かせているのではないかと思いました。
優しさに溢れたこの阿弥陀如来さまに来迎される人は「黙っていても伝わる、何も言わなくていい、安心しなさい…」と、心穏やかに極楽へ導かれる事でしょう。
次は甲府市まで足を進めて、噂の十二神将がいらっしゃる東光寺へ向かいます。
《願成寺アクセス》
住所:山梨県韮崎市神山町鍋山1111
TEL:0551-22-3118
拝観料:志納
アクセス:韮崎駅からバスで10分、韮崎ICから車で15分
※拝観には問い合わせが必要です。
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素敵な阿弥陀三尊様ですね。
これは無言になってしまう気持ちがわかります。
美しい空気が流れていたのでしょうね。
松本城はとても美しいお城ですね。
桃さんのブログより、素敵なお寺さんや史跡を勉強させていただいています。
これからも楽しみにしています。
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niconicoriさん
こちらこそ純子さんのブログいつも拝読させてもらってます!静岡は素敵な仏の宝庫ですね☆
この阿弥陀三尊さまは山梨のお寺を調べていて、ネットで見つけて会いにいったのですがホントに穏やかで優しさが滲み出た仏さまでした~。また会いに行きたいです。