三千院・京都府京都市「往生極楽院の優美な阿弥陀三尊像にうっとり♪」

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2010年10月に仏像にさほど興味ない友人達と京都を旅した時の記録です。

 

1日目: 浄瑠璃寺岩船寺神童寺大智寺禅定寺観音寺

2日目: 東福寺→同聚院阿弥陀寺三千院即成院戒光寺泉涌寺

 

お寺巡りを本格的にはじめた頃、三千院の往生極楽院にいらっしゃる阿弥陀三尊さまが大好きで、何度も何度も通いました。

だからきっと、友人も気に入ってくれるに違いないと思い、今回の旅のプランに入れたのです。

 

三千院は天台宗のお寺です。最澄が比叡山東塔に三千院門跡を建てたのがはじまりで、明治維新後にこの地に移りました。 青蓮院・妙法院とともに、天台宗の格式の高い三門跡寺院の1つに数えられています。

 

拝観受付を済ませ客殿に入ると、縁側に腰を下ろして庭を眺める人がずらりと並んでいました。縁側でお抹茶とお茶菓子をいただきながら庭園を眺めることができます。

 

DSC00686.jpg

 

せっかく京都へ来たのだから、庭園を眺めながら風情を味わうのも良いのですが、私は真っ先に仏像にお会いしたくなってしまいます。

 

また靴を履いて、往生極楽院へ急ぎます。
おみくじで盛り上がっている友人たちを置いて…(笑)

 

さっきのお庭はあんなに混んでいたのに、こちらは貸切状態でした。
うん…やはりお寺と言えば仏像より、建築や庭園なのかな?

 

中尊の阿弥陀如来さまが来迎印を結び、脇侍の観音菩薩さまと勢至菩薩さまがひざまづいて坐る(大和坐り)来迎の阿弥陀三尊像です。

 

中央の阿弥陀さまは約2メートルもあり、涼やかな視線で私達を見下ろしています。

金色に輝く優美な阿弥陀三尊像

(週刊古寺をゆく 鞍馬寺・三千院より)

■阿弥陀三尊像 国指定重要文化財 / 平安時代後期 阿弥陀如来坐像 像高194.5cm 観音菩薩 像高131.8cm 勢至菩薩 像高130.9cm

 

大和坐りの観音菩薩さまと勢至菩薩さまの膝の金箔がはげ落ちているのは、平安時代からずっと参拝者になでさすられて来た跡なのでしょうか?

三千院の阿弥陀三尊さまは、いつお会いしても私を優しさで包み込んでくださっているような気持ちになります。ホントに素敵な仏さまです。

 

毎回の事ですが、阿弥陀三尊さまの前から離れたくなくなってしまいます。
うっとりして、いつまでもお姿を見ていたくなる。往生極楽院を出てから、何度も何度も振り返ってしまうのも毎度の事です。今回もまたお姿が見えなくなるまで何度も振り返って見ていたのでした。

 

ちょうど三千院を出たくらいから雨が本降りになって来ました。

この後は詩仙堂、曼殊院と庭園づくしの予定だったのですが…雨の調子もあり、庭園ではなく仏プランに変更です!

 

《三千院アクセス》

住所:京都府京都市左京区来迎院町
TEL:075-744-2531
拝観料:600円
アクセス:京都バス洛北・大原方面行き「大原」下車 > 徒歩10分
京都駅前から17番・18番乗車(約60分)
四条河原町から16番・17番乗車(約40分)
京阪電車・出町柳駅前から10番・16番・17番乗車(約30分)
市営地下鉄・国際会館駅から19番乗車(約20分)
公式サイト:http://www.sanzenin.or.jp/

stoic-butsuzo

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