浄瑠璃寺・京都府木津川市「圧巻の九体阿弥陀仏&これぞ鎌倉美人!マダム吉祥天立像」
2010年10月
おもしろ倶楽部(常におもしろいことを追求するクリエイティブ集団)という、職場の同志が集まった部活動でした(笑)
自分の行きたい所と、みんなに見せたい所と色々悩んで考えたプランの旅。
2日目: 東福寺→同聚院→阿弥陀寺→三千院→即成院→ 戒光寺→ 泉涌寺
まず一ヶ寺目は浄瑠璃寺で勝負です!
浄瑠璃寺は、子供の頃から数えるとおそらく10回以上は訪れていると思います。20代前半の頃は、浄瑠璃寺が一番好きなお寺でした。
バス停から山門までの雰囲気。
山門をくぐると視界に広がる境内。
圧倒的な存在感の九体阿弥陀仏。
数年ぶりに訪れた浄瑠璃寺は、すっかり猫寺になっていてびっくり!縁側でのんびりする猫の姿に癒されます~。
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浄瑠璃寺は、美しい浄土式庭園に東側の薬師如来さまを祀る三重塔と、西側の九体阿弥陀如来さまが向き合った伽藍になっています。
まず、東の薬師さまに救済を願い、池越しの阿弥陀さまに来迎を願うのが本来の礼拝のカタチ。そうすれば阿弥陀如来さまが西方浄土(極楽浄土)へ導いてくださるそうです。
阿弥陀堂には大きな9体の阿弥陀如来坐像
いずれも平安時代後期の作で寄木造り。中尊は右手を上げ、左手を下げる来迎印を結び、他8体は膝前で両手を組む定印結んでいます。
(パンフレットより)
これほどの大きな阿弥陀さまが繰り返し並んでいるお姿は、拝観するたびに圧倒させられます。
浄瑠璃寺には、九体阿弥陀さまだけでなく他にも素晴らしい仏さまが大勢いらっしゃるので、どこから拝観したらいいのか迷ってしまうほど。
この日ご開帳されていた美しい吉祥天さま
実は、私は学生時代にこの美しい吉祥天さまについてレポートを書いたくらいのファンなのです(笑)鎌倉時代の美人のアイコン的存在の吉祥天さま。マダムの雰囲気漂う煌びやかなお姿です。
(週刊古寺をゆく 浄瑠璃寺・岩船寺より)
■吉祥天立像国指定重要文化財 / 像高90cm / 鎌倉時代
ところどころ文様が綺麗に残る四天王さまは、とても力強く怒の表情が豊かに表現されています。
(週刊古寺をゆく 浄瑠璃寺・岩船寺より)
■持国天立像国宝 / 像高169cm / 平安時代
お堂の隅には不動三尊像
脇待の可愛らしい矜羯羅童子さまと制多迦童子さまも魅力的です。
(週刊古寺をゆく 浄瑠璃寺・岩船寺より)
■不動明王二童子立像国指定重要文化財 / 不動明王99cm / 鎌倉時代
その他にも秘仏も合わせるとかなりの贅沢空間。
友人たちもすっかり気に入った様子で、まずは一安心!
次に目指すはお隣の岩船寺です。
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《浄瑠璃寺アクセス》
住所:〒619-1135京都府木津川市加茂町西小札場40
TEL:0774-76-2390
拝観料:400円
アクセス:近鉄・JR奈良駅から浄瑠璃寺前経由加茂行バス(25分)「浄瑠璃寺前」下車すぐJR加茂駅から浄瑠璃寺前経由JR奈良行バス(14分)「浄瑠璃寺前」下車すぐ
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儂も二重円光が好き。シンプルってのもあるけど、拝んでいる時に円を観ながら月輪観に似た瞑想が出来るからね(・∀・)
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>みっきぃさん
月輪観ですか…すごいなぁ…
人によって色々な見方や感じ方がありますね。
わたしなんて、ただカッコイイ!とかキレイ!とか単純な見方しかしてないかも…もっとマジメに見ますw