岩船寺・京都府木津川市「大きな一木造の阿弥陀如来坐像とシンプルな光背が素敵!」

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2010年10月に京都を旅した時の記録です。

 

浄瑠璃寺を参拝した後は、岩船寺へ向かいました。

 

昔、浄瑠璃寺から岩船寺まで頑張って歩いた事があるのですが、ずっと上りの山道なので大変だった記憶があります。でも今回は車なのであっという間に到着です。

 


岩船寺の美しい三重塔

ファイル:Gansenji Kizugawa Kyoto pref Japan19n.jpg

 

岩船寺といえば子供の頃からあの美しい三重塔が好きでした。

しかし、数年前に訪れた時に修復後の極彩色になった三重塔を見て違和感を覚えた事がいまだに忘れられません。

 

この日は三重塔内陣がご開帳される前にもかかわらず、特別に拝観できるラッキーな日でした。団体さんが後から来たので、それに合わせてご開帳していたのでしょう。

中を覗き込んで見てみると、煌びやかな仏画が一面に描かれていました。

 

IMG_1464.jpg

 

そして、本堂にはご本尊の阿弥陀如来さまと四天王さま、そして奥には普賢菩薩さまや十二神将さまがいらっしゃいます。

 

内陣裏手には、小さくて可愛らしい十二神将さまや薬師如来さま、釈迦如来さまやお厨子に入った普賢菩薩さまなど、実に様々な仏像が祀られています。

まずは阿弥陀さまの前に座り、住職のお話を聞きます。

 

岩船寺は、天平元年に聖武天皇の発願により行基が建立したと伝えられています。その後、平安時代初期に空海の甥である智泉が密教の儀式の道場として報恩院を建立。のちに嵯峨天皇の皇后が伽藍を整え、岩船寺と称するようになったそうです。

 

三重塔の修復については、色を塗らない方が良かった!という人もいたりするようで、ご住職はやや複雑な心境のようでした。

 



像高284.5㎝、一木造の大きな阿弥陀如来坐像

実は、私は平等院のあのお方よりも、浄瑠璃寺のお方よりも、岩船寺の阿弥陀さまが好きなんです!

 

全体的に重みのあるずっしりとしたお姿で、お顔は穏やかというよりは凛々しく、なにより大きな優しさで包み込んでくれそうな阿弥陀如来さまです。

なぜ、この阿弥陀さまに惹かれるのか・・・じっと見つめながら考えてみました。

 

もちろん前にも述べたように“大きな優しさで包み込んでくれそう”なところがこの阿弥陀如来さまに惹かれるポイントではあるのですが、もうひとつ気づいたことがありました。

 


それは“光背がかっこいい”という事です!

(週刊古寺をゆく 浄瑠璃寺、岩船寺より)

■阿弥陀如来坐像 国指定重要文化財 / 像高284.5㎝ / 平安時代(946年)

 

私の好きな光背は、光の筋を表した放射光。浄土真宗の阿弥陀さまに多く見られる光背です。

 

そしてもうひとつは、二重円光。

円成寺の運慶作大日如来さまも二重円光ですね。

ここ岩船寺の阿弥陀さまも同じく二重円光です。シンプルな造形の二重円光が、阿弥陀如来さまの凛としたお姿をより引き立たせている様に感じられるのです。

 

最近、とても光背が気になります。私が仏さまのお顔の次に目が行くところが、光背かも知れません!光背や台座によっても仏さまの印象や雰囲気はだいぶ変わりますよね!?

 

今回の旅で、自分の中の新しい発見があるような気がしてわくわくして来ました!

 

次は神童寺へ向かいます!

《岩船寺アクセス》

住所:〒619-1133京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43番地
TEL:0774-76-3396
拝観料:400円
アクセス:JR加茂駅からNCバス加茂山の家行(15分)「岩船寺」下車すぐ
公式サイト:http://gansenji.or.jp/

https://goo.gl/maps/TufedudAGTKTsUYK9

stoic-butsuzo

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