大浦十一面腹帯観音堂・滋賀県長浜市 「子宝&安産のご利益全開!腹帯を巻いた十一面観音さま」

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黒田観音寺からスタートした観音の里めぐり!

黒田観音寺 → 安念寺 → 田中神社

そして・・・観音の里めぐりの最終地点、大浦観音堂へ向かいます。大浦観音堂のある西浅井町は琵琶湖の最北端です!

大浦観音堂には、平安時代の十一面観音さまがいらっしゃいます。その十一面観音さまは、「腹帯観音」と呼ばれており、妊婦さんのようにお腹に腹帯を巻いていらっしゃるんですよ。

腹帯観音さまのお姿はもう少し女性的なイメージをしていたのですが、私が想像していたよりも凛々しく逞しいお姿でした。

腹帯を巻いた“腹帯観音”

観音さまの腹帯をいただいて祈願すれば、安産や子授のご利益があると伝えられており、全国から多くの参拝者が訪れるそうです。また、藝大の展覧会で腹帯観音さまを見学した人からも、子を授かったという連絡が何件も来てるとか…!

す、すごい…(驚)

その腹帯には、観音さまと脇にいらっしゃる毘沙門天さま、お地蔵さまのお姿が木版で刷られていました。私はてっきりデータをプリントして大量生産しているものだと思っていたんです。1枚ずつ全て手動だったと知りさらに驚きましたが、そんな風に思っていた事に申し訳ない気持ちになりました。

一枚ずつ木版で刷られるありがたい腹帯

世話方さんから観音さまにまつわるお話を聞いて特に驚いたのは、観音さまが盗難にあって行方不明になっていたという事です。

しかし、今このお堂にいらっしゃると言うことは、見つかった…と言う事になります。

観音さまが何者かに盗まれたと知り、この地域の方々が懸賞金を掛けて観音さまの事を必死で捜したそうです。すると、約2年後に、その盗んだ犯人が観音さまを返しに来たんですよ…!

これはまた凄いエピソード(驚)

地域の方々の強い想いが一つになり、観音さまを導いたのかも知れませんね。

最後に…

なんとなんと、お供えしていたお米をお土産にいただきました。その名も子宝米!お寺のオリジナル米です。ありがとうございます!

大音千手堂の千手観音さま・岡本神社の十一面観音さまなど、まだまだお会いしたい観音さまばかりの湖北。。。

またいつか、湖北の観音さまにお会いできる日を楽しみにしています。

※こちらは、2014年12月に更新された記事です。

《大浦十一面腹帯観音堂 アクセス》

住所:滋賀県長浜市西浅井町大浦634
アクセス:JR永原駅より徒歩にて10分、レンタルサイクルにて5分
拝観料:志納
公式サイト: https://11haraobi-ooura.wixsite.com/home

stoic-butsuzo

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