安養寺・東京都日野市「端正な阿弥陀如来坐像と大胆な腰つきの毘沙門天立像」

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2020年10月
コロナ禍で久しぶりに開催された仏像ブラ参り♪

午前の部は年1回ご開帳される武蔵国分寺の薬師如来さまを参拝しました。

午後は、高幡不動駅に集合し、多摩モノレールで日野市の安養寺に向かいました。

安養寺は多摩モノレールの「万願寺」駅から徒歩5分ほどのところにあります。万願寺というお寺は現在はないですが、安養寺の前身となるお寺だったようです。

安養寺は、正式には田村山安養寺といい、この辺りを治めていた豪族の田村氏が開祖であるといわれています。また、田村氏の居館跡ともいわれているようです。

案内していただき中へ入ると、まるで古民家のようなオシャレな客殿がありました。

そして、本堂の奥にはグランドピアノがあり定期的にコンサートなどが開かれているようです。しかも、地下にはコンサート専用のホールまで!素敵ですね!

ご住職のお話を伺ったあとは、いよいよ内陣に潜入…!

金箔が剥がれて黒っぽいお姿の阿弥陀如来さま。衣文が省略されているせいか、全体的につるっとした質感にも見えます。

ブラックビューティーな阿弥陀如来坐像

■阿弥陀如来坐像
東京都指定文化財 / 像高90cm / 藤原時代(11世紀後半)

藤原時代の寄木造のお像で、一木造りから寄木造りに移行する過渡期に造られたと考えられています。関東では、寄木造りの最も古様を示す阿弥陀如来さまなのだとか!

いわゆるTHE定朝様!という彫りの浅い穏やかな顔つきではなく、ほんの少し彫りの深いイケメンな阿弥陀如来さまでした!

そして、須弥壇の端には腰をグイッとひねった毘沙門天さまがいらっしゃいます。

腰の動きがスゴイ!

■毘沙門天像
日野市指定文化財 / 像高132cm / 藤原時代末期

安養寺は日野七福神の一番札所になっており、こちらの毘沙門天さまが札所のご本尊さまです。

七福神めぐりのシーズン中は山門近くの薬師堂に移動され、薬師如来さまのお隣でメインでお祀りされるそうです。

参加者の皆さんが話題にしていたのは、この腰つき!

 

仏像リンクメンバーのゾゾタケさんのサイトには「 サタデーナイト毘沙門天」なんて表現されていますが、

まさにそれ!ジョントラボルタではないですか(笑)

横から見ると身体の厚みがけっこうあってボリューミー。お顔は後補のようですが、個人的には京都あたりにいそうな都会的な顔つきに感じました。

チャンスがあれば、いつか日野の七福神めぐりもしてみたいと思いました!

最後に、お厨子の中にいらっしゃる大日如来さまを拝観しました。智拳印を結ぶ金剛界の大日如来さまなのですが…立っておられる!!

立像の大日如来さまにお会いするのはかなり貴重…!?

立像の大日如来さまは、檜原村の檜原城跡でお会いしたことがありましたが、でもそのお像は現代に造られたものでした。しかし、こちらの大日如来さまは鎌倉時代に造られたそうなので二重に驚きです。

鎌倉時代の大日如来立像

■大日如来立像
像高40.8cm / 鎌倉時代

今回のブラ参りは8ヶ月ぶりの開催でした。

まだまだ不安が残る中でも大勢の方が参加してくださり、温かく迎えてくださってとっても嬉しいかったです。みなさんが仏像に見惚れている姿や感動している姿を見て、開催できて良かった〜!と、思いました!

《安養寺アクセス》

住所:東京都日野市万願寺4-20-8
TEL :042-581-3624
アクセス:多摩モノレール「万願寺駅」より徒歩約7分

stoic-butsuzo

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