西楽寺・静岡県袋井市「長岳寺とほぼ同時期に造られた玉眼の阿弥陀如来さま」
2012年1月の見仏です。
2012年は静岡から始まりました!
先ずは静岡市にある鉄舟寺を訪問…しかし、盗難や震災の被害を避けるため、現在御本尊さまは京都国立博物館へ、その他の仏さまは東京国立博物館にいらっしゃるそうです。残念ながらお会いする事ができなかったのですが、ご住職が落ち込んでいる私を気遣って、お葉書セットをプレゼントしてくださいました…感謝!
そして、次に向かったのは袋井市の西楽寺です。
元旦という事もありご住職はお留守でしたが、代わりに奥様に案内していただきました。
お堂の中は装飾や仏画がとても素敵で、思わず『わぁー!!』と、感動の声・・・!
仏さまよりも先に視線が行くのは、なんと天井だったんです!仏像一直線の私としては珍しいこと…(笑)これらは江戸時代から残っているものだそうで、創建当初の煌びやかさが想像できますよね。
西楽寺のご本尊は阿弥陀三尊さまです。
定朝様を想わせる穏やかな出で立ちの阿弥陀如来さまですが、玉眼を入れた尊像としては平安末期の古いものである事から、学術的にとても注目される仏さまはなのだとか…。
玉眼入りの古い作例として注目される阿弥陀如来坐像
■阿弥陀如来坐像及び両脇侍坐像
静岡県指定文化財 / 像高 中尊:53、9cm、右脇侍43、cm、左脇侍48、1cm / 平安時代末期
以前は秘仏だったそうですが、今では金色に輝くお前立ちの阿弥陀如来さまの後ろで優雅に佇んでおられます。
玉眼の技法を取り入れた阿弥陀如来さまの古い例としては、奈良・長岳寺の阿弥陀如来さまが有名ですが、本当はどちらが先輩なんでしょうね…!?
両脇の菩薩さまは今にも来迎しますよ…と、言わんばかりのポーズ。
勢至菩薩さまの足を立てるようなお姿が印象的でした。
その他、周りには四天王さまや不動明王さま、愛染明王さまなどもいらして、お堂の中は大変賑やかです。 中でも、愛染明王さまの艶めかしい表情に釘付けです!
さてさて、お次は平安の薬師三尊さまがいらっしゃるお堂へ案内していただきます~!
長くなりそうなので続きは後ほど…
(つづく)
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《西楽寺アクセス》
住所:〒437-0122 静岡県袋井市春岡384
TEL: 0538-48-6754
拝観料:志納
アクセス:JR袋井駅からバス『可睡、森町、山梨』方面行きに乗車約20分『月見町』下車、徒歩10分
※拝観には問い合わせが必要です。
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
おはようございます。
なんと元旦から見仏ですか?(感激w
鉄舟寺は、ご本尊にお会いできず残念でしたね
西楽寺の天井すごいですね、確かに「わぁー」と
声が出るのもわかるような気がします。
四天王もグッドルッキングでファンとしては
目を惹きますねw
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
bonbonnoさん
おはようございます^^
最近はお正月にお寺巡りしてるんです。
真冬のお寺はすごーく寒いですけどね・・・w
かっこいい四天王さまがいるとテンションあがりますよね!!
このお寺は、奥様が親切に案内してくださって良い思い出になりました!