東昌寺・神奈川県逗子市「像高2m595cm!丈六の阿弥陀如来坐像」
2010年7月に三浦半島の仏像めぐりをした時の記録です。
横須賀市の清雲寺と満願寺を参拝し、逗子市にある東昌寺へ向かいます。東昌寺へは満願寺から車で30分ほどの道のりでした。
赤い屋根がモダンなこちらの阿弥陀堂は1757年建立。屋根は昭和に建て変えられたものです。
お堂の中に足を踏み入れると、「あっ!」と、驚く大きな阿弥陀如来さまがいらっしゃいました!
三浦半島にこんなに大きな仏さまがいらっしゃるなんてビックリ!
ガイドブックでお姿を見てから、ひと目お会いしてみたかった阿弥陀如来さまです。
江戸時代に再興された丈六の阿弥陀如来坐像
■阿弥陀如来坐像
逗子市指定重要文化財 / 像高259.5cm / 江戸時代(1756)
源実朝の非業の死を弔うために、北条政子が運慶に依頼して丈六阿弥陀如来像を彫らせ阿弥陀堂に祀ったと伝えられています。しかし、その阿弥陀如来さまは1727年に火災で焼失。現在の阿弥陀如来さまは、鎌倉地方の仏師により再興されたお像とのことです。
お堂の外観は新しいのですが、中は高床の板が破損している部分があり少々危険な状態でした。阿弥陀さまに近づくたびにミシミシ…と床がしなります。
大きな阿弥陀さまが床下にどーーん!と落ちてしまわないか心配になってしまいます。
写真では分からないかも知れませんが、ヘアスタイルが角刈っぽいんですよ…(笑)
これは、頭頂部を関東大震災で損質したために、角刈りヘアになってしまったそうです。
そして本堂には本尊の大日如来さま、地蔵菩薩さま、一ツ橋観音さまなどがいらっしゃいました。御朱印を書いていただいている間、風通しの良い本堂でまったりと涼んでいたのでした。
この後は北鎌倉の東慶寺・水月観音さまにお会いしました!
※これは、2010年8月に更新された記事です(^人^)
《東昌寺アクセス》
住所:神奈川県逗子市池子2-8-13
TEL:0468-71-4575
アクセス:神武寺駅 徒歩3分
拝観料:志納
※雨天拝観不可
※阿弥陀堂拝観の際は問い合わせする事をおすすめします。
公式サイトhttp://tosyoji.sakura.ne.jp/