天洲寺・埼玉県行田市「2月22日にご開帳される聖徳太子孝養像の力強いお姿」

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2020年2月のブラ参りは埼玉仏巡り。
埼玉県北部の行田市まで足を延ばしました!

2月22日は「太子会」

「太子会」は、622年2月22日に聖徳太子さまが亡くなられた忌日です。この日に聖徳太子像のご開帳や法要を行うお寺が多くあります。

また、2021年は1400年の遠忌記念として東京国立博物館と奈良国立博物館で“聖徳太子1400年遠忌記念特別展「聖徳太子と法隆寺」”が開催されますね!

たーのーしーみー!

さて、2月のブラ参りでは、かねてよりお会いしたいと思っていた行田市・天洲寺にいらっしゃるあのカッコイイ聖徳太子さまにお会いする事ができました〜!キリッと引き締まったお顔立ちに小さめの美豆良がとってもお似合いでした!

9時に熊谷駅に集合。
あれ?都心よりもちょっと寒い!?体感温度が2度くらい低いような気がしました。

熊谷駅から秩父鉄道で「武州荒木」という駅へ。秩父鉄道はSuicaが使えない沿線で、久しぶりに切符を買った気がします。

武州荒木駅に到着!

なんもなーーい!そしてさらに寒い!?Googleで位置情報を確認すると、利根川を渡ったらもう群馬でした。ずいぶん遠いところまで来たもんだ…

駅前で恒例の自己紹介タイム!

東京公立博物館で開催中の「出雲と大和展」や奈良国立博物館で開催中の「毘沙門天展」を観に行った人や、岐阜県願興寺の薬師如来様のご開帳に行くという人、または来週から奈良に行きます!なんて人もいたりして、相変わらず皆さん活動的です!

天洲寺は、駅から徒歩5分程で到着。

車窓からも見えましたが、天洲寺の境内にはたくさんの屋台で賑わっていました。

甘い匂いや香ばしい匂いに誘惑されながら山門を目指します…

事前に天洲寺さんにご連絡し、ゆっくり拝観できる時間帯を確認したところ、11時から法要があるので10時ごろがチャンス!とのことでした。法要の後は長蛇の列になるでしょう…と。

事前に教えていただいたお陰で、聖徳太子さまを目の前でじっくり拝むことができましたー!

天洲寺は、正式には聖徳山天洲寺という曹洞宗のお寺です。江戸時代の1607年に荒木氏が創建しました。ご本尊は釈迦如来さまで、本堂にお祀りされています。

聖徳太子さまは、赤い太子堂の奥にあるお厨子の中にいらっしゃいました。

キリっとした聖徳太子孝養像(16歳)

行田市教育委員会ホームページより

■聖徳太子孝養像
国指定重要文化財 / 像高約140cm / 鎌倉時代の作(1247年)

目の前で下から見上げるように拝みます。
見上げているせいか、かなりの小顔で足も長くスタイル抜群な聖徳太子さま!
キリっとした眼差しから、太子さまの意志の強さや力強さを感じました。

美豆良を結い袈裟を身につけ、香炉を持つ聖徳太子さまを“孝養大師像”と言います。太子さまが16歳の頃、父・用明天皇の病気回復を祈願して孝養をつくすお姿です。

お像の胎内4ヶ所に銘文が確認されており、体部正面に書かれた情報によると、1247年の鎌倉時代末期に「慶禅」という仏師が鎌倉で造立したことがわかっています。慶禅は名前に慶の字がつくので、鎌倉在住の慶派仏師であるといわれています。

さらに…願主は、鎌倉幕府の関東評定衆を務めていた大江広元の四男:毛利四郎季光が、両親や源実朝や北条泰時の極楽往生を願って慶禅に造らせたのだそうです。

参拝を終えると、聖徳太子さまの赤い御守りをいただきました。




《天洲寺アクセス》

住所:埼玉県行田市荒木1614
TEL:048-557-1002
アクセス:秩父鉄道武州荒木駅徒歩5分
拝観料:志納
※聖徳太子像は、毎年2月22日 天洲寺例大祭のみご開帳

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