東江寺・東京都渋谷区「渋谷の隠れた美仏!鎌倉期の聖観音坐像に出会うの巻」

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2019年の12月に、仏像リンクの仏像ブラ参りで“渋谷”の仏像をめぐりました!

さすがにセンター街にお寺は見かけないですが、明治通りや東など、駅からさほど遠くないエリアに歴史ある古刹があったのです!

今まで渋谷の仏像はノーマークだったので、新しい出会いと発見の旅になりました!

朝の集合場所は渋谷区広尾の広尾公園。

最初に訪問したのは、東江寺という臨済宗のお寺です。

 

広尾商店街の突き当たりにある山門をくぐると右側に東江寺があります。すぐお隣がマンションという、さすが都心のお寺。

 

 

このエリアには、4つのお寺が密集しており、東江寺をはじめ霊泉院と香林院も江戸時代には祥雲寺の塔頭だったそうです。

現在はそれぞれ独立していますが、当時の面影を残すように同じ境内に隣接していました。

お堂の中は中央が檜舞台になっており、その奥に優美な聖観音坐像さまがいらっしゃいました。

先ずは外陣に座り、ご住職のお話に耳を傾けます。

東江寺は、坐禅や写経など様々なイベントを開催していますが、仏像が目当ての人達を受け入れるのは今回がはじめてという事でした(笑)

聖観音さまを拝観する前に、“気”の入る呼吸法と体操をレクチャーしていただきました。

大きく息を吸って〜(両手を横に開く)

止めて〜(親指を中に入れて握る)

吐く〜〜

声を出して!吐ききるー!!

最後はお尻をキュッと締める!!!

ふぅ~~~~

恥ずかしさを捨てて全力でやってみると、不思議なことに身体の芯がポカポカしてきて気が注入されたような気がしました!

その後は、みんなで般若心経を唱えました。大きな声を出して全力の般若心経!!こんなに大きな声で唱えたことは今までありません(笑)

いよいよ聖観音さまを目の前で拝観です!

渋谷の隠れた美仏

■聖観音坐像
渋谷区指定文化財 / 鎌倉時代末期の作(14 世紀前半)/ ヒノキ材寄木造 / 玉眼

 

教育委員会の説明によると、低めの髻やゆったりとしたお姿から平安後期の趣きが感じられ、玉眼や体の肉付きなどからは鎌倉時代の作風が感じられるということです。

 

 

まさかこれほどの美仏がいたとは…!

参加者のみなさんも驚いていた様子でした。

《東江寺アクセス》

住所:東京都渋谷区広尾5-1-21
アクセス:東京メトロ日比谷線「広尾駅」下車(2番出口)徒歩5分
※拝観には問い合わせが必要です。

stoic-butsuzo

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