宝菩提院願徳寺・京都府京都市 「拝観すると泣いちゃう!美しい国宝菩薩半跏像(伝如意輪観音)」
2011年お正月の旅
3週間前にチケットを手配したのですが、帰りの新幹線の指定席が取れず、しかも乗車率150%…!という、みごとに帰省ラッシュにはまってしまいました。
当初の予定では1泊で帰るつもりでしたが、乗車率150%を恐れて京都で延泊することにしちゃいます!
どこのお寺に行こう…とっても贅沢な悩み…決めた…大原野へ行こう!
大原野界隈は久し振りの訪問です。今回もまた新しい発見があるかも知れないと思いワクワク!
まずば宝菩提院願徳寺へ。
大原野を選んだのは願徳寺のあのお方に会いたかったから!
宝菩提院願徳寺は、とても小さなお寺で境内には鉄筋コンクリートのお堂があるだけ。
しかし、そのお堂の中には国宝の如意輪観音さまがいて、そのお姿は1度拝見したら忘れられないほどの美しさ。その他には藤原時代の薬師如来、聖徳太子二歳像なども安置されてます。
私が願徳寺を最初に訪れたのは2001年の春。
その頃、日々のストレスでしょんぼりしていたのですが、リフレッシュした方がいいと友人に連れられてやって来たのがこのお寺でした。友人が持っていた仏像の本に掲載されていた美しい如意輪観音さまのお姿を見て、是非私にも拝観して欲しいと!
このお方に会いたかった!!美しい!!かっこいい!!!
写真はポストカードから
■ 菩薩半跏像(伝如意輪観音)
国宝 / 像高88、2cm / 平安時代 カヤの一木造
1200年ほど前に造られた国宝・平安期の如意輪観世音菩薩半跏像。
作者は分かっていませんが、中国からの渡来仏、もしくは渡来人の作と言う説があるそうです。
お堂の鍵を開けて頂いて中へ入ります。中央に座り如意輪観音さまに手を合わせると、やがてご住職の説明が始まりました。
説明を聞いているうちに色々な記憶が蘇って来ました。はじめて如意輪観音さまにお会いした当時の辛かった事や、この如意輪観音さまを観て涙した事など…友人と話した会話まで。
ご住職の説明も、心地良いい語り口調で進んでいきます。
「この如意輪観音さまは子宝授与と心願成就の仏さま。初めに自分自身のお願い事をして下さい…その後に自分以外の大切な人のお願い事をして下さい…きっと叶うはずです」
気が付いたらまた涙が流れていました。。
しかも大量の涙です。。。
如意輪観音さまの凛々しいお顔がだんだん優しいお顔に見えてきて、わたしに「何も心配することはない」と言ってくれている様な気がしました。
8年前と同じ包容力で私の事を迎えてくれた如意輪観音さま。また今日も救いの手を差し伸べてくれたに違いありません。
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《宝菩提院願徳寺アクセス》
住所:京都府京都市西京区大原野南春日町1223-2
TEL:075-331-3823
拝観料:400円
アクセス:JR「東向日町駅」、または阪急「東向日駅」から、阪急バス「南春日町」下車、徒歩25分
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やっぱこの背中だよね。
涙流せる仏像との出会いが羨ましいな。
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こんにちわ。
4年ほど前に訪問したことがあります。
それ以前には国立博物館の仏像展で、渡岸寺の十一面観音さまとの展示替えで
ご出張されていました。
なんとも素敵な仏像ですよね。
再会されて良かったですね。
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yumechigaiさん
仏像展は良かったですよね。もう一度やって欲しいくらいです!
今回、願徳寺の如意輪観音さまは仏像展以来だったので、感動がさらに倍になりました♪
遠いのでなかなか行けませんが…。また会いに行きたいです。
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よしきさん
コメントありがとうございます!
仏像の背中って気になっちゃう。お堂では観れないから、博物館にいらっしゃる時はジロジロ。
何でか分からないけど号泣だったw