高勝寺・東京都稲城市「一木造の聖観音を祀る稲城の岩船山高勝寺は、見どころ満載なお寺でした!」

LINEで送る
Pocket

仏像リンクの初心者見学会“仏像ブラ参り
6月は川崎市の影向寺と稲城市の常楽寺&高勝寺を巡りました!

午前中に訪問した影向寺では、平安後期の薬師三尊像など拝観させていただきました。

午後は稲城まで移動して常楽寺の阿弥陀三尊像を拝観しました。
この日、最後に訪問したのは高勝寺というお寺です。

多摩川観音霊場の札所本尊である平安時代の聖観音さまにお会いしたくて、今回特別に拝観のお願いをしたのです。

しかーし!

高勝寺にいらっしゃるのはその観音さまだけではありません。他にも見どころあり過ぎな お寺でした。ご案内してくださったご住職さまに感謝!!

高勝寺の山号は岩船山と言って、地蔵堂に岩船地蔵さまがお祀りされています。
金ピカの宝珠の中に、可愛らしいお地蔵さまがいらっしゃいました。

可愛いらしい岩船地蔵

高勝寺(東京)

しかも、岩船山高勝寺というお名前で同じく岩船地蔵さまをお祀りしているお寺が稲城市の高勝寺を含め全国に3ヶ寺あるそうです。(栃木、新潟、東京都稲城市)

聖観音さまは、元は妙福寺(廃寺)のご本尊でしたが、明治になり妙福寺が廃寺になったので高勝寺に移されたと言われています。また、仏像泥棒が観音さまを盗み背負って運んでいましたが、あまりの重さに途中で降ろしてしまい、近くの妙福寺に安置した?という言い伝えもあるとか。

別名“鶏鳴観音”と呼ばれる聖観音立像

高勝寺(東京)

観音さまを修復をするために、浅草までみんなで運ぼうと計画をしていましたが、当時は時計がないので、一番鶏が鳴いたら集合しよう!と、約束をしていたそうなのですが、当日、仏師の家が火事になってしまいました。

しかし、一番鶏がいつも鳴くタイミングより早く鳴いたおかげで、観音さまが出発した後に仏師の家が火事になったので、観音さまは難を逃れた。という言い伝えもあるそうです。

高勝寺(東京)

■聖観音立像
東京都指定文化財 / 像高155、5cm / 平安時代末期

市のホームページには、お顔の表情や浅い衣文線などに藤原時代特色が認められますが、お顔がやや細面で両眼が鼻すじに接近していることなどが、定朝様式とはまた違う。と、記載があります。(これ、だいぶ内容を端折っています
笑)

穏やかな観音さまに間違いありませんが、言われてみれば確かにお顔が面長で目が中心よりなので、THE 定朝様!という感じではありません。

一木造だし実は平安末期よりもっと古い観音さまだったりして!?上半身は古くて、下半身を後に作り変えたとか?…なんて、いつもの事ですが妄想がどんどん膨らんでしまいました(笑)

本堂には年代不明という胎蔵界大日如来さまがいらっしゃいました!胎蔵界の大日如来さまがご本尊としてお祀りされているのはめずらしいですよね!

金色に輝く胎蔵界大日如来坐像

高勝寺(東京)

そして、内陣のお隣のお部屋には、これもまためずらしい涅槃像が横たわっていました…!!

古くから地元の人々になでなでされて来たのかテカテカのお身体!地元のお爺ちゃんお婆ちゃんが子供の頃は、お寺が保育園や学童的な役割をしていたそうで、子供達がこちらの涅槃像にまたがって遊んでいたそうです(笑)

地域の人々に愛される涅槃像

高勝寺(東京)

高勝寺(東京)

そして何より驚いたのは、手が外れる〜!

お釈迦さまの手を取り外して、身体の悪いところにセルフタッチができるんです!

こんなのはじめて(笑)

高勝寺(東京)

もちろん、私は頭が良くなりますように…!と、お釈迦さまに頭をポンポンされました!(セルフです)

高勝寺(東京)




《高勝寺アクセス》

住所:東京都稲城市坂浜551
TEL:042-331-1303
拝観料:志納
アクセス:京王相模原線「若葉台駅」より 徒歩22分
南武線「稲城長沼駅」からバスで「駒沢学園」下車 徒下歩7

※拝観には問い合わせが必要です。

stoic-butsuzo

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメントする