浄光明寺・神奈川県鎌倉市「圧巻の阿弥陀如来坐像とアンニュイさがたまらない両脇侍像」

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2020年の1月の仏像ブラ参り

1月13日にご開帳される成就院虚空蔵堂と近くの成就院を参拝した後、辻の薬師堂と上行寺 →  教恩寺 を参拝しました。

午後の部は鎌倉駅東口の時計台に集合し、すぐに浄光明寺へ向かいました。

浄光明寺の境内で自己紹介タイム!
ちょうど1年前の1月のブラ参りで東慶寺の水月観音さまを拝観しました。その時にはじめてブラ参りに参加して、そこから本格的に仏像にハマった!という人がけっこう多いようです。鎌倉の仏像をもっと知りたいという人や宋風の仏像に興味津々という人もいました。

浄光明寺は真言宗泉涌寺派に属するお寺で、山門をくぐってすぐのとろに石仏バージョンの楊貴妃像がいらっしゃいます。北条長時が1251年に創建し、北条氏や足利氏とゆかりが深く足利尊氏が後醍醐天皇に挙兵の前に浄光明寺に籠もっていたといわれています。

石造の楊貴妃観音像

石段を上って正面にあるお堂には、釈迦如来(現在)、阿弥陀如来(過去)、弥勒如来(未来)の三世仏がいらっしゃいます。三世に渡り守護してくださる仏さまです。

そして、お隣の収蔵庫にいらっしゃるのは国指定重要文化財の阿弥陀三尊像です。

鎌倉を代表する仏像と名高い阿弥陀三尊像

■阿弥陀三尊像
国指定重要文化財 / 像高 阿弥陀如来像:約140cm 脇侍像:約1m / 鎌倉時代後期の作

阿弥陀如来像の胎内文書から、1299年に北条久時の発願によって造立されたことが判明

立派な阿弥陀三尊像に一同大興奮~!

こんなに大きな阿弥陀三尊像が鎌倉にいるなんて知らなかった!という人や、2011年に東京国立博物館で開催された「法然と親鸞 ゆかりの名宝」展に出陳されていたときに一目惚れした!という人など、この阿弥陀三尊さまのファンは多い様子。

私もはじめて拝観した時は、腰を抜かしそうになるくらい驚いた記憶があります(笑)

鎌倉にこんなに立派な阿弥陀三尊像があったのか!!!と。

鎌倉地方特有の“土紋装飾”は、土や漆を片抜きして模様つけた様式で、7体しか現存していないそうですが、その中の一体が浄光明寺の阿弥陀如来さまです。

真ん中にいらっしゃる阿弥陀如来さまは堂々たるお姿で、床から光背の頂上まで合わせると約4mもあり圧巻!そして、阿弥陀如来さまでありながら宝冠を被っておられます。この宝冠は江戸時代にかぶせたといわれているそうです。印相は胸元に両手でOKのポーズの説法印です。

阿弥陀如来さまの圧倒的な存在感に目を奪われがちですが、美しい両脇侍像も必見!

中央に少し傾いて、片足を前に出すリラックスした姿勢をとるなんともアンニュイな美しさ!高く結上げた髻や袈裟を着るお姿は、宋の影響によるものといわれています。中尊・脇侍ともネイルチップのように爪に別材を付けて長く伸ばしているのも特徴です。

アンニュイな美しさを放つ脇侍像

「武家のみやこ鎌倉の仏像-迫真とエキゾチシズム」展図録より

2011年に浄光明寺を参拝した時はちょうど「法然と親鸞 ゆかりの名宝」展で阿弥陀三尊さまが不在でした。その代わりに普段は拝観することのできない秘仏の愛染明王さまと不動明王さまがお出ましになられていました!

その時の記事もあわせてご覧ください★

↓↓↓

特別展 「鎌倉×密教」で明王院の不動明王さまに一目惚れ @鎌倉国宝館

愛染明王さまのヒラヒラと波打つ衣がシフォンスカートの様なやわらかい質感に見えてとても印象深かったのですが、どのサイトを探してもお写真がなかったのでだんだんとお姿を忘れつつありました。その事をガイドの方にお話したら、図書館でコピーしてきたというものを見せてくださいました!

そうそうこんなお姿でした~!!

衣の裾がヒラヒラ~!

(※こちらは許可を得て撮影&掲載しています)

久しぶりに浄光明寺の阿弥陀三尊さまにお会いしましたがやっぱり素敵です。素晴らしいです。これぞ鎌倉を代表する仏像…!というオーラがスゴイ!

次はいよいよラスト!
最後に参拝したのは、浄光明寺から歩いて5分ほどの薬王寺です。

《浄光明寺アクセス》

住所:神奈川県鎌倉市扇ガ谷2-12-1
TEL :0467-22-1359
拝観:水、土、日、祝 (雨天、多湿拝観不可)
10:00~12:00 13:00~16:00

stoic-butsuzo

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