神宮寺・福井県小浜市「神仏習合の幻想的な本堂に2体の薬師如来像など」
2011年の8月に京都北部~若狭・小浜方面を旅した時の記録です。
1日目は京都市内から綾部のお寺を巡り、宮津そして舞鶴までやって来ました!(佛南寺→安国寺→正印寺→金剛心院→禅海寺→ 知恩寺を参拝)
2日目は舞鶴市からスタートし、福井県の大島半島を巡りました。
(多禰寺→金剛院→中山寺→常禅寺→清雲寺→ 意足寺を参拝)
3日目は再び大島半島の長楽寺→小浜市の圓照寺→妙楽寺→ 多田寺→萬徳寺→若狭神宮寺(今ここ!)
若狭神宮寺にやってきました~!
若狭神宮寺は「お水送り」で有名なお寺です。「お水取り」と言えば奈良東大寺二月堂ですよね。3月2日に若狭小浜の「鵜の瀬」から御本尊さまにお供えするお香水が送られ、10日後の3月12日に東大寺二月堂の「若狭井」に届くとされています。
私はどちらの行事にもまだ参加した事がないのですが、シルクロードの玄関口であったという若狭と奈良の都の歴史的な関係が伺えるとても興味深いイベントですよね。
ラッキーな事に、ちょうど団体さんと居合わせて本堂の中へ入れていただける事になりました。しかもダンディーなご住職のお話も聞けたのです!
堂内は大きな神棚と仏壇が一緒に並んでいました。どちらも存在感たっぷりです。
「神社かお寺かハッキリしない変な寺と言われるけど、皆さんだって朝は神棚にお水、夜は仏壇にお線香をあげてチーンなんてするでしょ?」…と、ご住職のお話に中高年の参拝者は大笑い(笑)?
そんな和やかな雰囲気とは裏腹に、須弥壇には、薬師如来さまと日光菩薩さま・月光菩薩さまがいらっしゃって、ご本尊を囲むように配置された十二神将さまのお姿があり、オレンジの柔らかい光に照らされたとても幻想的な光景でした。
薄暗い本堂が幻想的な雰囲気を醸し出す
(ポストカードより)
そして向かって右側には御本尊さまとそっくりな薬師如来さま。そして左側には千手観音さまや不動明王さま、毘沙門天さまなどもいらっしゃいます。
横並びで神様の名前が書かれた掛け軸もありました。
ふくよかな藤原時代の薬師如来坐像
(ポストカードより)
最後に、ご住職がお水送りとお水取りの由来をお話してくださいました。
東大寺で神々が集まる会議の日、若狭の神様は魚釣に夢中になり遅刻をしてしまったそうです。そのお詫びとして、お香水を若狭から送りますと約束をすると、東大寺二月堂の下の岩から水が湧き出てきたんだとか。
どうやらこれは有名なお話のようですね。私はぜんぜん知らなかったので、とても面白いお話が聞けて満足でした!
次は明通寺へ向かいます。
《若狭神宮寺アクセス》
住所:福井県小浜市神宮寺30-4
TEL:0770-56-1911
拝観料:400円
アクセス:JRバス若江線 「遠敷(おにゅう)」バス停 徒歩38分
小浜線 東小浜駅 徒歩45分
レンタサイクル有り
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はじめまして。
若狭地方はいいですよね!
楽しく拝見いたしました。
記事の更新楽しみにしております。
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naraba さん
コメントありがとうございます!
とても励みになります♪
夏の日記なのですが・・・
舞鶴、宮津、若狭と巡りました!素敵なお寺ばかりで、とても充実した旅でした^^
のろのろ書いてしまっていますが、また宜しくお願いします!